「1」「9」「字牌」のみを捨てると成立
流局した時点で自分の捨て牌が1、9、字牌のみで構成されており、なおかつその牌が他家から鳴かれていなかった場合につく役です。自動的に満貫扱いとなります。
まず条件は自分が捨てた牌がすべて「1」「9」「字牌」でないといけません。
それから「自分が捨てた牌をチー・ポン・カンされてはいけない」という条件があります。
これが難しいですね。特に字牌はポンされやすいので、ポンをされた時点で流し満貫は成立しません。
最後の条件が、自分が「1」「9」「字牌」を捨てたまま誰もあがらずに流局になることです。
誰かにあがられてしまっては、もちろん流し満貫にはなりませんね。
流し満貫は「満貫」の名前が示すように、親12,000点、子8,000点の点数になります。
捨てた牌が点数になるという、非常に特殊な役であるといえますね。
実戦では配られた時に最初から流し満貫を狙うといったわけではなく、「タンヤオ」を狙い数字の真ん中を残すようなセオリーに沿って牌を捨てていくと、ゲーム中盤ぐらいに自然と
流し満貫を狙えるような捨牌になっているケースになっている場合があります。
その時に初めて流し満貫を狙う、といったものです。
あまり頻繁に見られる役ではないので、誰もあがることなく流局だと思ったら実は流し満貫が成立していた、といったケースも多いです。
相手の捨てた牌を見て流し満貫を狙っているのがわかれば、ポンやチーで阻止するようにしましょう。